ムジカノート

はい、実家ですー。
今回も夜行バスに乗ってね、
帰ってまいりましたよ。

いやー、何がすごいってね、

セミ。

セミな。

私セミ苦手なんです。
てか小学生男子以外でセミ好きな人って
いるんですか？

あ、や、いたわ。
なんか芸人かなんかでおったわ。確か。

何が苦手って、あの、
フォルムですよ。
色とか。
鳴き声する木の下を通る時、
まあたいがいの木からは鳴き声しますけども、
かなりビクビクしますね。
飛んでくるんちゃうかと思って。

あの大きさであの姿形は、
もはや前世で大罪を犯したとしか
考えられないですね。

千原ジュニアがゆるせない話で言ってたんですけど、

「みんなセミのことを、
長い間土の中におってやっと外に出たと思たら
一週間しか生きられへん、かわいそうに、
とか言いますけどね、

人間でもあんな大声で一日中
『ワーーーッ！』て叫んでたらそら一週間で死ぬっちゅうねん！」

みたいなことを言っててめっちゃおもしろかった。


なんしか、そんなセミが今まさに
全力投球なんですよ。

朝家に着いて、ちょっと寝ようと思ったら
セミの声が

しねしねしねしねしねしね

って聞こえる
って話あったなーと思ったら、
もうそうとしか聞こえんくなってきて、
マジでちょっと怖いんですけど。

あと、あれなんなんですか、あの、
時々休憩はさみよるでしょ。
一瞬ピタッ…って止むんですよ、
しかも一斉に。

「おーし、ちょっと休憩入れるか！」
「うーす」
「おつかれーす」
「っしたー」

みたいな感じっすか。

「ヤス！お前なかなかいい'鳴き'になってきたじゃねぇか」
「あざーす！先輩のご指導のおかげっす！」
「なに、俺もあと10年(人間で言うと1日)ぐれぇしか生きられねぇんだ、
少しでも若いもんになんか残してやりたくてな」
「先輩…寂しいこと言わないでくださいよ」
「カッカッカッ！シケたツラしてんじゃねぇよ。
それが俺達セミの運命(さだめ)だろうが。 …ほら、いくぞ！」
「…はいっ！」


…こんなやり取りが繰り広げられて…
るわけないじゃん。


早くツクツクボウシの鳴き声が聞きたい。
なんていうか、控えめよね。ツッキーは。
眠いのでテンションが変。


ああ、結局全然寝れんかった…